気象

「異常な雨雲」気象レーダーがとらえたのは「てんとう虫」の大群だった!米国(動画)

 

 7日は、関東甲信や東北南部など、広い範囲でいっせいに梅雨入りしたが、年間を通じて、カラッとした天気の米カリフォルニア州で今月5日、おかしな動きを見せる雨雲が気象レーダーにとらえられた!

 

 カリフォルニア州南部にある米国立気象局(NWS)サンディエゴ観測所の気象レーダーは現地時間5日昼過ぎ、ロサンゼルス北部の山岳地帯から130キロ離れた海沿いのサンディエゴに向かって南下する雨雲を観測した。

 

 

専門家の間で論争が…

 実際には当時、雨雲は出現しておらず、衛星画像を見ても、白い雲がまばらに浮かぶばかりで、どこを見ても澄みきった青空。それでも気象レーダーのデータには、2600平方キロメートルにわたって広がる巨大な雨雲がしっかり映っていた。 

 

 この雨雲の正体はてんとう虫の大集団。気象レーダーはアンテナを回転させながら電波を発射し、大気中の雨や雪の粒に反射して戻ってくる電波(レーダーエコー)の強さから、雨や雪までの距離や、雲の動きを観測する仕組みだ。

 

 地元の野生生物の専門家のなかには、「異常気象によって、今年は山で、てんとう虫が異常発生している」と指摘する声もあるが、一方で「春先のてんとう虫は、南ではなく、エサを求めて北上するのが普通だ」と反論する学者もいる。

 

 また、サンディエゴ観測所の気象学者ジョー・ダンドレア(Joe Dandrea)さんは、てんとう虫は上空1.5〜3キロほどの高さを飛んでいたと考えており、「レーダーエコーに現れるほど大群ならば、空が真っ暗になってしまう。ひとの目で見たら、まばらに斑点が見えるくらいなのに、なぜレーダーに現れたのだろうか?」と首をひねっている。

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