歴史

直径1km!隕石落下のクレーター 英国史上最大の発見「噴石じゃなかった!」

 英オックスフォード大学の研究チームは、スコットランド北部の沿岸で、直径1キロと推定される隕石の巨大クレーターを発見した。12億年前の衝突の可能性が高いという。

 

 ロンドン地質学会が発行する『ジャーナル・オブ・ザ・ジオロジカル・ソサエティ』に9日付で掲載された論文によると、オックスフォード大学地球科学科部のケン・アモール(Ken Amor)博士が率いるチームは2008年、スコットランド北西部アラプールの海岸から15〜20キロほど西に位置する盆地で、「イリジウム」という鉱物が大量に含まれる砂岩地層を発見した。

最初は噴石だと思ったが…

 

 イリジウムは地球上には非常に少ないレアメタルで、地球内部のマントルには多く存在すると考えられていることから、研究チームは当初、古代の火山爆発で噴出した岩石だと考えていた。

 

 しかし、イリジウムが見つかった砂岩層を調べて、岩石がどの方向から飛んできたのか、運動量などを検討した結果、水辺の堆積の下に埋まっているクレーターが見つかった。

12億年前の隕石衝突

 

 年代測定の結果、生命体が海にしか生息していなかった約12億年前に隕石が衝突した跡であることが判明。ケン・アモール博士は「クレーターの周囲は、急速に侵食が進むため、これだけ保存状態が良いのは極めて珍しい」という。

 

 当時のスコットランドは、赤道にかなり近い場所に位置していたと考えられている。今回の発見は英国で見つかったクレーターとしては史上最大だとして、今後の調査の行方に注目が集まっている。

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