気象

インドにサイクロン接近!熱波のデリーで気温48℃ 20人以上が死亡

 13日現在、インド西部のアラビア海で熱帯サイクロンが発達を続けている。同国気象局は「直撃の可能性は低くなったものの、インドからパキスタンの沿岸で大雨による浸水被害の危険性が高い」と注意を呼びかけている。

 

 一方、インド西部から北部では今週10日、デリーで最高気温48℃を記録するなど、熱波による異常高温が続いているが、サイクロンは恵みの雨をもたらすのだろうか?

上陸直前に進路変更

 インド気象局や米海軍合同台風警報センター(JTWC)によると、熱帯サイクロン「VAYU(ヴァーユ=風の神)」は現在、インドとパキスタンの国境に近いアラビア海を北西に向かって時速11キロで進んでいる。

 

 当初はカテゴリー2〜3のハリケーンに匹敵する勢力で、約20年ぶりにグジャラート州に上陸すると予想されていたが、その後、予測進路が変わった。今後はインドからパキスタンにかけての沖合を海岸線に並行するように西へ進むと予想されている。

モンスーンの遅れで

 インドでは今月上旬、西部から北部をあいついで熱波が襲い、最高気温45℃を超える記録的猛暑が続いた。このうちデリーでは10日に48℃まで上昇し、6月としては史上最高記録を更新。この日は、隣国のパキスタンでも、ジャコババードで50℃を観測し、20人以上が死亡したと報告されている。

 

 インド科学省によると、5月〜6月は年間で最も気温が上昇する季節だが、とくに5月は熱波が多い。アラビア海では毎年この時期、南から西へモンスーンが吹くが、今年は季節風の到来が遅れたために、気温上昇をもたらした可能性が高いという。

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