食中毒

ハマチ・サーモンの刺し身にアニサキス 仙台市のヨークベニマル 男性客が食中毒

 今月10日、仙台市のスーパーでハマチとサーモンの刺し身の盛り合わせを買って食べた30代の男性が、胃痛や下痢などを訴えていたことがわかった。患者の胃から寄生虫のアニサキスが見つかった。

 

 アニサキスによる食中毒が発生したのは、仙台市太白区あすと長町2丁目の「ヨークベニマルあすと長町店」。

 

 仙台市太白区保健福祉センターが市内の医療機関からの通報を受けて調査した結果、今月9日午後6時ごろ、同店で買った刺し身を食べた30代の男性が、翌日未明から胃痛や下痢、腹部膨満感を訴えて医療機関を受診。胃の中からアニサキスが見つかった。

 患者が発症前に食べた生の魚は同店で買ったハマチとサーモンの刺し身の盛り合わせだけであることと、潜伏期間や症状から、この店の刺し身が原因だと断定し、仙台市保健所が同店に対し、刺し身の加工の停止(1日間)を命じた。

 

 仙台市では今年に入ってから今月13日までに食中毒事件が7件54人発生しており、これは昨年の同時期と比べると患者数にして27倍多いという。

 

 アニサキスはイカやサバなどの魚介類の内臓に寄生する長さ2〜3センチの糸くずのような形の寄生虫。宿主の魚介類が死ぬと、内臓から筋肉に移動する特徴があり、幼虫が付着した刺し身を食べると胃壁を侵入して、食後30分から12時間位で激しい腹痛や嘔吐などの症状を引き起こす。

 

 酢でしめたり、塩漬け程度では死滅することはないが、−20℃の低温で24時間以上冷凍すると感染性が失われるという。

 あなたにオススメの記事