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スマホ不正アクセス ロックと解除の方法で「年齢」がわかる カナダ研究

 インターネットの普及によって、誰しも巻き込まれる可能性が高い「不正アクセス」の問題。個人のIDやパスワードを入手して、本人になりすまし、データ流出や金銭などを盗み出す手口で知られるが、狙われるのは、パソコンやサーバーだけではない。今や誰もが持つようになったスマートフォンもそのひとつ。

 

 この問題に取り組むカナダの大学の研究者が、十代から六十代のユーザーを対象に2カ月間の調査を続けた結果、年齢によってスマホのロック機能の使い方に違いがあることを発見した。

 

 ブリティッシュコロンビア大学で電気コンピューター工学を研究するコンスタンティン・ベズノソフ教授(Konstantin Beznosov)は、16歳から63歳までのアンドロイドユーザー134人に、使用状況がわかるアプリをダウンロードしてもらって追跡調査を実施。このアプリは、スマホを使用する際のロックや解除方法を記録するために、独自に開発されたものだ。

 2カ月の調査の結果、高齢ユーザーになるほど、第三者にスマホを操作されないために自動的にカギがかかるようにするロック機能を設定していることがわかった。ロックを解除する際には、指紋認証ではなく、4桁の暗証番号を使う傾向が高いことも判明した。

 

 また、ユーザーの本人認証の仕方には男女で違いがあり、高齢の男性ほど自動ロック設定を選ぶようになるという。

 

 さらにこれは予想どおりだが、年齢が10歳上がるごとにスマホの利用頻度が25%程度低下することがわかった。例えば、25歳であれば、1日20回ほどスマホに触れる機会があるが、35歳になると15回に減少したという。

 

 平均すると、女性の方が男性よりも利用時間が長かったが、50代では唯一、男性が女性よりもスマホを長く使っていた。この理由についてはよくわからないとしながらも、ベズノソフ教授は、今回の調査結果が不正アクセスを防止する商品開発に役立つ可能性があると話している。

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