宇宙

火星に「生命」の証拠?高濃度メタンガス NASA探査車が観測!史上初

 米航空宇宙局(NASA)は24日、火星探査車「キュリオシティ」が観測開始以来、最高濃度のメタンガスを観測したと明らかにした。地球では有機物の腐敗や発酵によって発生することから、この発見が、火星に微生物が存在する可能性に結びつくとして、今後の探査に期待が寄せられている。

 

 キュリオシティは先月中旬以来、直径154キロのゲール・クレーター内にそびえるシャープ山のすそ野に広がる粘土質の多い土壌で、さまざまな場所を掘削しながら探査を続けている。

 NASAによると今月19日、体積濃度「21ppv」という極めて高濃度のメタンガスを観測。1ppbvは、縦・横・高さ10センチの箱の中の空気に1立方センチメートルの化学物質が含まれている状態を意味し、1ppbvの濃度は、大気の10億分の1がメタンガスということを意味する。

 

 火星でメタンガスが見つかったのは今回が初めてではないが、2013年の検出量の3倍の量に相当する濃度だという。

  地球では、ほとんど酸素のない環境(嫌気環境)に生息する微生物がエサを食べることで発酵し、メタンガスと二酸化炭素を排出すると考えられていることから、今回検出されたメタンガスは、ごく最近、微生物の活動によって排出された可能性が考えられるという。

 

 もちろん堆積岩と地下水や、水素と二酸化炭素などの相互作用によっても作られるため、これがすぐには生命が存在する証拠にはつながらないが、NASAは今後、欧州宇宙機関(ESA)の火星探査機と協力して、メタンガスの発生源の解明を進めるとしている。

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