食中毒

法事の仕出し弁当に「黄色ブドウ球菌」5人が食中毒 長崎・南島原市

 

 長崎県南島原市で今月16日、法事の仕出し弁当を食べた9人のうち、5人が下痢や嘔吐などの症状で、医療機関を受診したことが明らかになった。仕出し弁当を作った食堂の調理担当者の手の指から、黄色ブドウ球菌(が検出されたことから、保健所は食中毒だと断定し、この店に2日間の営業停止を命じた。

 

 食中毒が発生したのは、南島原市加津佐町の「和風レストラン魚勝」。長崎県生活衛生課によると、今月16日昼に行われた法事の席で、仕出し弁当を食べた27歳から85歳までの男女5人が翌日にかけて嘔吐や下痢などの症状を訴えて、雲仙市内の病院を受診。

 

 保健所の調査の結果、患者の便から検出された黄色ブドウ球菌が、魚勝の調理担当者の手指から見つかった菌と同じ遺伝型であることが判明した。

 

 黄色ブドウ球菌は、健康な人の手のひらや、のど、鼻の中などにも存在し、食中毒だけでなく、おできやにきび、水虫などにも存在。通常は無害だが、切り傷など、手指の化膿した部分に多い。

 

 食べ物のなかで増殖する際に「エンテロトキシン」という毒素を作り、菌が増殖した食べ物を食べると、約30分から6時間程度で発症。菌自体は熱に弱いが、毒素ができると100℃20分の加熱でも分解されず、おにぎりやサンドイッチ、弁当などを調理する際に、手指の菌が付着し、食中毒に結びつく場合が多い。

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