火山

泥火山 住宅街で爆発!ニュージーランド北島で大パニック 地震との関係は?(動画)

 ニュージーランド北島中部の住宅街で今月25日、民家の裏庭が突然爆発し、高温の熱泥が噴出し始めた。噴出活動は27日現在も続いており、地元自治体が住人に避難命令を出した。

 

 ニュージーランドではこのところ、北島沖を震源とするマグニチュード(M)6級を上回る地震があいついでおり、地震との関係を懸念する声も高い。

あいつぐ地震との関係は?

 ニュージーランド北島の地元メディア「ROTORUA Daily Post」などによると、異変が起きたのは今月25日、民家が立ち並ぶロトルアのミード・ストリート(Meade St)に住むスーザン・ゲディ(Susan Gedye)さんの家だ。

 

 その日の午前2時ごろ、激しい揺れを感じて飛び起きたスーザンさん。「また地震だ。今度こそ危ないかもしれない」とふたりの子供が眠る寝室に駆け寄る途中、キッチンの窓を見て仰天。裏庭から何かが激しく飛び散り、モクモクと湯気が湧いているのを目撃した。

キッチンの窓の外に湯気!

 パニックになりながらも、「避難しなければ」と子供を叩き起こし、最低限の荷物を抱えて家を飛び出した。目にしたのは、地面から沸々と煮えたぎる泥水が飛び散り、激しい蒸気が噴出する変わり果てた庭だった。

 

 子供を乗せた車を運転しながら、近くに住む父親の家を目指し、消防に通報。まもなく市役所の保安官がやってきて、「地熱によって温められた蒸気が、地下水と泥を噴き上げた可能性が高い」という見解を示した。

 

 

庭に泥水のプールが出現

 大規模なものは「泥火山」として知られるが、スーザンさんの家を襲ったのは、別名「坊主地獄」と呼ばれる熱泥泉。ロトルアは活断層の上に位置し、スーザンさん一家が住む家の300メートル先には、ファカレワレワ地熱地帯という観光スポットもある。

 

 市の保安官ピーター・ブラウンブリッジさんによると、「2016年にも同様の事件があり、このときは終息まで10週間かかった」という。スーザンさんの庭にできた噴出口は、幅2メートル、長さ6メートルとたった2日間で3倍近い大きさになり、ちょっとしたプールくらいあるそうだ。

終息はいつ?

 火山学者ブラッド・スコット氏(Brad Scott)によると、地熱の温度は最高90℃まで上昇するが、2〜3カ月もすれば沈静化すると話している。

 

 この間、送電線を傷つける可能性もあるため、一時的に電気の供給はストップせざるを得ず、スーザンさんは「突然ホームレス担った気分です。母なる大地には抗えない」とあきらめ顔だ。

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