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世界初!アルビノの白ワニ夫婦が結婚 19個の卵を産む 米国(動画)

 米フロリダ州といえば、ゴルフ場や市街地を我が物顔で散歩するワニに遭遇できる場所としておなじみだが、先月、生まれつき真っ白な体を持つワニ同士が結ばれて、産卵したことが明らかになった。19個の卵から、どんな子供が生まれてくるのか、熱い期待が注がれている。

 

 生まれつき色素が少ないアルビノのワニが暮らすのは、米南東部のフロリダ半島中東部に位置する野生動物保護区「ワイルド・フロリダ」。

19個の卵を産んだ

 大小さまざまな湖や池をボートでめぐりながら、ナマケモノが住む熱帯雨林や絶滅危惧種のフロリダパンサーなどの野生動物に出会えるこのテーマパークで、最も人気者は12歳のオスのワニ「ブリザード」と、23歳のメス「スノーフレーク」だ。

 

 どちらも2017年5月に同州のセント・オーガスティン・アリゲーター・ファームから譲り受けたワニで、その名のとおり、吹雪のように白い体に、アルビノ特有の色素が薄い赤い瞳をしている。その2匹が来園以来、初めて結ばれ、先月19個の卵を産んだのだ。

野生環境では長生きしにくいアルビノ

 一般的にアルビノの動物は、ほとんどの場合、視覚的な障害を伴ううえ、紫外線に弱いため、皮膚の損傷や皮膚がんのリスクが高く、野生環境では長生きできない場合が多い。

 

 ワイルド・フロリダの飼育チームは先月7日、スノーフレークの行動がふだんと違うことに気づき、観察を続けていたところ、飼育スペースのすみっこに、枯れ草を敷き詰めた“巣”の中に19個の卵を産んでいることを発見。

 

 ワニの母親は、巣作りから孵化するまで卵を上手に育てることで知られているが、スノーフレークは視力がほとんどなく、誤って自分の体重で卵をつぶしてしまうおそれがあることから、卵をこっそりと取り除き、柔らかい土を入れたプラスチック容器の中に入れて、孵化するまで孵卵器で育てることを決定。

 

9月までに赤ちゃん誕生か

 ワニの卵は、ニワトリの卵のような硬い外殻と、赤ちゃんを保護するための柔らかな内殻の二層構造になっており、成長するにつれて、外側の硬い殻は薄くなり、卵が柔らかくなっていくという。

 

 飼育チームの一員、クリスチャン・マルチネスさんは先月26日、公開された動画のなかで「すべての卵は正常に育っています。中で腕を交差したり、動くようすも透けて見えるんですよ!」と話し、生まれる日を心待ちにしている。

 

 ワニの卵は孵化するのに約60日かかるとされることから、順調にいけば、8月末から9月にかけて赤ちゃんが誕生する見通しだという。

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