感染症

野外見本市で子供4人が大腸菌に感染 1人死亡 米サンディエゴ

 米カリフォルニア州サンディエゴで開催中の野外見本市を訪れた児童4人があいついで腸管出血性大腸菌に感染し、このうち2歳の男の子が死亡したのが明らかになった。

 

 サンディエゴ郡保健社会福祉局によると、先月29日、デル・マーで今年5月31日から今月4日にかけて開催されている野外見本市「サンディエゴ・カウンティ・フェア」で展示動物に触れた2歳から13歳の児童4人が「志賀毒素産生大腸菌(STEC)」に感染。

 

見本市で動物に接触

 このうち3人の症状はそれほど深刻ではなかったが、最年少の2歳の男の子は病院に入院し、6月24日に合併症を起こして死亡したという。

 

 発表によると、死亡した男児を含む4人は、先月8日から15日の間に見本市を訪れ、展示されている動物に触れたということがわかっており、いずれも見本市に訪れた数日後に発症しているという。

 

 STECはO-157などと同じ腸管出血性大腸菌が作る毒素で、米国では発見者の細菌学者・志賀潔にちなんで「志賀毒素」と呼ばれているが、当の日本では「ベロ毒素」のほうが一般的だ。

感染源は不明

 

 感染すると、1〜10日の潜伏期間を経て発症し、高熱や水様性の下痢、血便、嘔吐などを繰り返し、深刻な場合は「溶血性尿毒症症候群(HUS)」を発症したり、急性脳炎を引き起こす場合もある。

 

 サンディエゴ郡の公衆衛生チームは、見本市の主催者に対して、展示動物との触れ合いを禁じ、感染源の特定を急いでいる。

 あなたにオススメの記事

 編集部からのオススメ記事