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クマッたなあ…地震計を置いた結果 野生動物が興味津々 アラスカ(動画)

 環太平洋火山帯に位置するアラスカは、1964年に北米史上最大と言われるマグニチュード(M)9.2の「アラスカ大地震」が起きるなど、日本と同様、地震が多い地域だ。地元アラスカ大学はあらゆる場所に地震計を設置して、平素から活断層の観測を続けているが、最近、この機械に関心を寄せる野生動物があいついでやってくるようになったという。

昨年12月にもM7が…

 

 米アラスカ州では昨年12月1日にもM7.0の直下型地震が発生し、アンカレッジでは広い範囲で道路が陥没したり、亀裂が入るなどの被害があったばかり。

 

 というのも、カムチャツカ半島に連なるアリューシャン列島から、アラスカ半島にかけては、北米プレートの下に太平洋プレートが沈み込んでいるうえ、アラスカ州には「アリューシャン・メガスラスト断層」が走っているため、この半年間だけでも2万3000回以上の地震が起きているのだ。

未知の断層を探せ!

 

 アラスカ大学フェアバンクス地球物理学研究所の地震学者、カール・テープ(Carl Tape)氏らは過去5年にわたって、未知の活断層を探すため、アラスカ州各地に地震計の設置を進めているが、最近になって、地震動とは明らかに異なる異常を検知するようになった。

 

 このうちフェアバンクス近郊のタナナ川のほとりに設置した臨時地震計については、あまりにもトラブルが多いため、監視カメラを置いたところ、野生のクマやオオヤマネコが次々にやってきては、観測装置を覆っていたテント生地を引き離したり、その上に乗ったり、ニオイをつけていることがわかった。

 

オオヤマネコや鳥も…

 

 特にクマは、1頭だけではなく、子連れなど複数の家族が入れ替わり立ち替わりにやってきては、中を開けてみようと試みるという。

 

 テープ氏は「地震観測は自然との戦いです。冬は観測機器や発電用のソーラーパネルが雪の中に埋もれてしまうので、白い平原のなかから救出しなければなりません」とあきらめ顔だ。

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