地震

リュウグウノツカイ M6.4地震の3週間前 カリフォルニア沖に出現

 

 米国とメキシコの国境があるバハカリフォルニア半島で先月半ば、釣り旅行に訪れた兄弟が、浅瀬に打ち上げられた生きたリュウグウノツカイを発見した。珍しい深海魚との遭遇に、大喜びしていたが、その3週間後にカリフォルニア州で発生した巨大地震との関連を疑う声が高まっている。

 リュウグウノツカイは、日本では古来より地震や天変地異を知らせる幻の深海魚だと言い伝えられており、タチウオのように平べったく、ピカピカ光る銀白色の体は、最大で10メートルを超えることもある。

 

 先月14日、米テキサス州オースティンから、はるばるメキシコのバハカリフォルニア半島最南端まで釣り旅行にやってきたジェイコブ(24歳)とノア(17歳)のトンプソン兄弟は、カリフォルニア湾をのぞむラ・キャピラの灯台近くの砂浜を、四輪バギー(クアッドバイク)で走行中、波打ち際で、太陽の光を反射してキラキラ光る長い帯状の物体を目撃。

全長2.4メートルの幼魚

 バイクを下りて近づいてみると、リュウグウノツカイが座礁しかかっていることに気づいた。兄弟が近づいてみたところ、魚はまだ生きていて、体長も2.4メートルと若い幼魚であることがわかった。

 

 釣り好きの兄弟は、すぐに不思議な姿の魚の正体に気づいた。「子供のころから一度は見てみたかったけれど、水深500メートルの深海に住む魚なので、釣り上げることは不可能だと思っていた」とジェイコブさん。

 

 ふたりはしっかりと記念写真を撮ったあと、リュウグウノツカイが泳げる深さの沖の方まで運んでいったところ、元気に海に還っていったという。

3週間後にカリフォルニアでM6.4地震

 日本では地震の前触れだと信じられているリュウグウノツカイだが、欧米では船乗りの間で古くから「海の大蛇」とか「シー・モンスター」と呼ばれてきた。

 

 最近、東海大学海洋研究所の織原義明特任准教授が、日本大震災が起こった2011年3月までの83年間分の目撃情報を分析し、巨大地震とリュウグウノツカイとの相関関係はないと結論を出したばかりだ。

 

 しかし、リュウグウノツカイ発見から3週間後の7月4日にカリフォルニア州南部でマグニチュード(M)6.4の地震が起こったことから、何らかの関係を疑う声が再燃している。

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