歴史

エイリアンか?新石器時代の遺跡から「長頭族」の頭蓋骨発見 中国

 中国東北部の新石器時代の遺跡から、後頭部が異様に長い人間の頭蓋骨があいついで見つかったと、米中の共同発掘チームが発表した。

 

 奇妙な形の頭蓋骨が見つかったのは、吉林省大安市に位置する「後套木嗄(ほうたんむが)遺跡」。

25体のうち11体の頭が長い

 

 米国の人類学誌『アメリカン・ジャーナル・オブ・フィジカル・アンソロポロジー』に掲載された論文によると、吉林大学考古学院とテキサスA&M大学の合同調査チームが、2011年から2015年にかけて発掘した25体分の人骨のうち、11人分の頭蓋骨は、人為的な力を加えたことによって、後頭部が異常に伸びたものだったことが判明した。

 放射性炭素年代測定法で調べた結果、11体のうち最も古いものは、約1万2000年前の男性の頭蓋骨で、ほかの10体は6300年〜5000年前の地層から見つかったという。

 

 11人の推定死亡年齢は、3歳から40歳までとされており、性別が判別できた成人5体のうち、4つは男性、1つは女性のものだった。

特別な立場の人間であることの証か?

 まるでエイリアンのように見えるが、頭蓋骨を長く変形させる文化は、南米ペルーをはじめ、南アメリカ大陸など、世界各地で見つかっていて、生まれてすぐの頭蓋骨が柔らかい状態の乳児の頭を、板や布などを使ってぐるぐる巻きに固定する風習があったと考えられている。

 

 中国吉林省で見つかった11体のうち、3歳の子供や、成人女性の人骨のそばには、陶器や貝の装飾品など、多数の副葬品が発掘されていることから、研究チームは、特別な高い地位にあった一族であることを示すためだと推測している。

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