火山

17世紀以来最大!ウビナス山爆発で非常事態宣言 3万人が緊急避難 ペルー(動画)

  南米ペルーで19日、アンデス山脈に連なるウビナス山が2度にわたって大爆発し、火山灰を含んだ噴煙は隣国のボリビアまで漂うようすが観測された。

 

 ペルー政府は周辺のアレキパ、モケグア、タルカニ州など4州12地区に非常事態を宣言し、3万人近くに緊急避難を指示した。

 

 噴火が起こったのは現地時間19日午前2時(日本時間同日午後4時)35分ごろと、その約30分後の2回。この影響で、マグマ成分を大量に含んだ黒い噴煙が海抜1万2000メートルに到達し、気流によって国境を超えた隣国ボリビアにも流れていった。

世界遺産の街近郊にそびえる

 標高5672メートルのウビナス山は、シラーと呼ばれる白い火山石を使って建てられた歴史的建造物が立ち並ぶことから、世界遺産に登録されたアレキパ市から東に約70キロ離れた成層火山で、16世紀半ば以降、爆発や火砕流、ラハールと呼ばれる火山泥流が発生した歴史的記録が残っている。

 

 2013年9月に起こった水蒸気爆発から火山活動は、2016年2月末まで続き、この間、幾度となく高さ1万メートルを超える噴煙を伴う爆発があいついだ。

 

ペルー地球物理学研究所(IGP)の専門家によると、今回の爆発は1677年以来、噴煙が最も高くに達した噴火だったとしており、直後に航空カラーコードはオレンジ色に引き上げられた。

 

 マルティン・ビスカラ大統領は、火山周辺の4州12地区に対して少なくとも60日間の非常事態を発令し、避難者には食料や飲料水、必要な医療措置を提供すると発表した。

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