火山

ペルー・ウビナス山「新たな噴火のおそれ」専門家「即時避難を!」警戒レベル赤に引き上げ

 

 南米ペルーで今月19日、大爆発を起こしたウビナス山について、同国の地質学者で作る専門機関は「警戒レベルを最高位に引き上げて、周辺自治体の住民全員を即時避難させるべきだ」という提言をまとめた。

 ペルー南部にそびえる標高5672メートルのウビナス山は、今月19日、2度にわたる爆発的噴火を起こし、噴煙が海抜12キロまで上昇。同国地球物理学研究所(IGP)によると、1677年以来、噴煙が最も高く到達した噴火だったとしており、ペルー政府は火山周辺の4州12地区の非常事態を宣言した。

 

 今月22日夜11時半ごろ(現地時間)には、新たな噴火が発生。このときは、衝撃波が起きて、ふもとの自治体の家では、窓ガラスが空振(空気振動)によってガタガタ揺れたという。

 

 山頂火口からは、現在も灰色の噴煙の放出が続いており、火山学者や地質学者で作る国の専門機関INGEMMETは23日、火口から3200メートル地点で火山噴出物の調査を実施し、最大5.5センチの噴石が大量に飛散していたのを確認。さらに観測機器を設置したポイントでは、発電用の太陽光パネルに厚さ2ミリの火山灰が降り積もっていたという。

 

 調査結果を受けて専門家は、新たな爆発が起こる可能性があるとして、国の防災機関に対し、警戒レベルを危険度が最高位の赤に引き上げたうえで、山麓のウビナスやケラピなどの4つの村の住民を即時避難させるよう申し入れた。

 

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