生物

英国発 チワワ誘拐事件!犯行は「カモメが飛んだ日」

 

 今月21日、英国南西部の海辺の街の住宅から、4歳のチワワ犬が忽然と姿を消した。洗濯物を干していた同居人が背中を向けた一瞬で叫び声もあげずいなくなったという。

 

 ギズモと名付けられたオスのチワワが姿を消したのは今月21日午後12時半。英デヴォン州ペイントンに住むベッカ・ヒルさんの自宅の裏庭で洗濯物を干していた同居人が一瞬目を離したすきに、上空から一羽のカモメが急降下。

ペット探偵に依頼

 くちばしでギズモの首根っこをつかむと、そのまま鮮やかに急上昇して飛び去っていった。この間、ほんの1、2秒。同居人が大声をあげたときには、カモメの姿は青い空の彼方に小さくなっていった。

 

 ギズモのほかに2匹のチワワを飼っているベッカさん。誘拐犯が逃げる途中で、ギズモを振り落としていないかどうか近所の人にも協力を呼びかけて懸命に探し回ったが、手がかりはなし。

 

 そこでとうとうペット探偵や自治体のコミュニティメディアに助けを求め、チラシを作ったり、SNSで情報提供を呼びかけたところ、多くの愛犬家から反響があった。

過去にも誘拐事件が

 デヴォン州では驚いたことに、過去にもカモメによる誘拐事件が起きており、2015年には57歳のニキ・ウェインさんがシャワーをあびている間に、家にしのびこんだ数羽のカモメに愛犬のチワワが殺された。以来、ニキさんにとってカモメは憎い天敵になり、愛犬仲間にはくれぐれも犬を庭に出しっぱなしにしないように、と日頃から忠告を繰り返しているという。

 

 また2017年にも生後4週間の子猫がさらわれる事件が起きているが、子猫は空を飛んでいる間に暴れまわって落下し、無事だったという(素晴らしい!)。

 

 日本でも古くからオオワシやオオタカなどの猛禽類が幼い子供をさらう事件があり、昔の人は「神隠し」と言ってあきらめてきたが、海鳥がそんなことをするものだろうか?

 コーネル大学の鳥類学研究所によると、英国の都市部で見られるカモメは、全長60センチ程度のセグロカモメか、それより一回り小さなニシセグロカモメが一般的だが、これらは雑食性で、人間が捨てた生ゴミから魚、野菜に至るまでなんでも食べる。

 

 ときには野ネズミやモグラ、野うさぎを狙うことも珍しくないため、体重3キロ未満のチワワがボンヤリ庭先にいれば、余裕でさらっていくだろうという。ギズモの無事を祈るばかりだ。

 

 あなたにオススメの記事