宇宙

警告まにあわず!直径130mの小惑星が地球に最接近していた!

 今月25日、直径57〜130メートルの小惑星が、地球からわずか7万3000キロの距離まで接近していたことが明らかになった!2013年にロシアに落下したチェリャビンスク隕石は直径17メートルと推定されることから、万が一地球に落ちていたら大惨事を引き起こしていた可能性が高い。

 

「2019 OK」と命名されたこの小惑星は、米国とブラジルの天文学者が地球接近の数日前に発見。

 

 しかし、その存在を明らかにしたのは地球に向かうわずか数時間前だったため、オーストラリア王立研究所の天文学者アラン・ダフィー主任研究員はワシントン・ポスト紙の取材に対して、「地球から月までの距離(38万4400km)の5分の1以下の距離だ」と明らかにしたうえで、「ほとんどニアミスだ」と危惧を表明している。

 

from Outer Space GIFs via Gfycat

地球に落下していたら…

 一方、豪州モナッシュ大学の天文物理学者マイケル・ブラウン准教授は、小惑星の正体について直径57〜130メートルの巨大な岩の塊だと推測し、「最近数年間で地球に接近した小惑星のなかでも最大規模だ」として、もし地球に落ちていたら、ひとつの都市を滅ぼすくらい甚大な被害を引き起こしていた可能性があると述べている。

ツングースカ大爆発と同規模の小惑星か

 というのも1908年6月にロシア中部のツングースカ上空で爆発した隕石は、今回と同じ直径60〜100メートル規模と推定されているが、大気中で爆発したことによる強烈な衝撃波(空振)によって、半径30〜50km範囲の森が炎上し、約2000平方キロの範囲で樹木がなぎ倒され、キノコ雲は数百キロ先からも目撃された。

 

 このときは幸いにも人里離れた川の上流だったことから、人的被害はなかったが、爆発から数日間にわたって、アジアや欧州でも夜空が明るく輝いたという報告もある。

 地球に対する潜在的な危険がある天体は、「地球近傍天体(NEO=Near-Earth Object)」と呼ばれて、NASA(米航空宇宙局)をはじめとする各国の研究機関が監視しているが、なぜギリギリまでその存在に気づくことがなかったのか?

 

 

 マイケル・ブラウン准教授によると、「2019 OK」は非常に長い楕円形の軌道をたどって秒速24キロで移動を続けており、地球に接近する2、3日前には、ほんのかすかな光しか見えなかった。というのも、天文学者は夜に太陽の光を反射して光る小惑星を発見するのは比較的得意だが、日中はそれができないからだ。今回の小惑星が地球に最接近したときには、光がゆっくりと空を横切るようすが双眼鏡でも確認できたが、その3日前には1000分の1の暗さだったという。

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