事故

旅先や帰省先で出火!予備用モバイルバッテリーで事故あいつぐ(動画)

 

 お盆休みを迎えて帰省先や旅行中に、スマートフォンやタブレット用の予備用電源を持ち歩く機会が増えるなか、公共交通機関のなかでモバイルバッテリーが出火するなどといった事故があいついでいるとして、消費者庁が注意を呼びかけている。

事故は年々増えている

 2013年6月から今年6月末までの6年間に、全国の消費生活センターや国民生活センターに報告されたモバイルバッテリーに関する事故の数は162件で、年々増加傾向にある。事故の内訳を見ると、発煙や発火などがほぼ半数の78件を占めており、火災も39件発生している。

電車や新幹線のなかで発熱・発火

 昨年9月には、新幹線の乗客のかばんに入れていたスマホのモバイルバッテリーが突然破裂し、乗客が両足に全治2週間以上のヤケドを負う事故もあった。モバイルバッテリーはスマホにつないでおらず、新幹線の運行が15分間ほど止まったため、警察と消防が事故の捜査に乗り出す結果となった。

 

 電車内の事故は比較的多く、胸ポケット内のモバイルバッテリーが熱くなったため、電車から下りてホームに投げ捨てたところ、直後に火を吹き、駅員がバケツの水で消火したケースや、特急電車のなかでバッグのなかの補助バッテリーから青い炎が出て、バッグと電車の床を焦がしたなどのケースが報告されている。

衝撃や圧力、高温に弱い

 モバイルバッテリーのほとんどは、繰り返し充電できるリチウムイオン電池が使われていて、USBによって充電や電力供給を行う仕組みだ。

 

 しかし、落としたり、カバンやポケット内部で圧力がかかったり、炎天下の車内に置き忘れたり、車のシートに挟まっていたなど、強い衝撃や圧力、高温には弱いため、内臓電池が変形・破損して発煙や発火に至る場合があるという。

 

 

リコール製品かどうかを確認する

 また異物混入や組立時の不具合など、製造上の不良によって起こる事故もあるため、リコール製品かどうかを確認しておくこともポイント。ここで、リコール製品が発火した事故の再現映像を見てほしい。

 

 

安全性を見極めるには?

 2018年2月には、モバイルバッテリーが電気用品安全法の規制対象になり、技術基準を満たしたものには「PSEマーク」がつけられるようになった。マークがないものは国内での販売が禁止されているので、新たに購入する際にはチェックし、ついてない古いものについては改めて安全性を確認してほしい。

 

 このマークと共に、安全性を確認するには、「モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)」というNTTドコモやKDDIなど通信関係企業が中心になって設立した業界団体が、評価試験を実施し、合格した製品に表示される「MCPCマーク」も製品選びの基準になる。

ゴミ収集車に出さない!

 最後に、使用済みのモバイルバッテリーを処分する際、誤って家庭ごみとして廃棄すると、ゴミ収集車で回収する際に押しつぶされて火災が発生する危険性があることも覚えておきたい。

 

 廃棄する場合はメーカーや販売店で回収しているか問い合わせたうえで、わからないときには自治体の指示に従ってほしい。

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