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「一国一城の主」になれる?天守閣に泊まる城泊体験 宮城・白石城

 昨年1年間に日本を訪れた外国人観光客が3000万人を突破し、東京五輪パラリンピックが開催される2020年には4000万人を目指すなか、宮城県白石市と国土交通省東北運輸局では、民間と共同で、白石城に泊まる体験イベントを開催する!木造天守閣としては国内初の試みだ。

 

 このユニークなイベントを企画したのは、宮城県仙台市の民泊サービス業「株式会社百戦錬磨」。同社は、全国で農家や古民家、廃校となった小学校などでの宿泊を通じて、日本の伝統的な生活を体験してもらったり、地元の人との交流を楽しむことができる滞在型旅行を企画提案するサイトを運営している。

 

 2017年には長崎県平戸市と共同で、平戸城で国内初の城泊イベントを開催。このときは、宿泊者モニター1組を募集したところ、海外メディアから注目されて、約7500組の応募が殺到。来年夏の開業を目標に、年間を通じた城泊営業に向けて準備中だ。

 その百戦錬磨が次に着目した白石城は、関ヶ原の戦いの直前に伊達政宗に攻略されたあとは、家臣の片倉小十郎によって大改修され、明治維新までの260余年間、片倉家の居城となった歴史がある。明治時代に解体された跡は益岡公園となったが、1995年に天守閣と大手門の復元工事が行われた。

 

 今回は、イタリア半島の中北部に位置するサンマリノ共和国大使夫妻を招いたイベントをあす24〜25日にかけて開催。白石市の歴史や伝統、食文化などを体験してもらって、地元の魅力をアピールするのが目的だ。

 

 このサンマリノ共和国は、周囲をイタリアに囲まれた世界最古の共和国として知られ、国土の面積は十和田湖とほぼ同じというミニ国家だが、中世に建てられた城塞が残り、外国人観光を国の基幹産業にしていることから、大使夫妻もインバウンド事業にかなり精通。東北地方の復興や、活性化に向けて有効な助言をもたらしてくれると期待されている。

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