宇宙

太陽系外から接近中!謎の彗星「C-2019 Q4」発見 第二のオウムアウアか?

 2017年に見つかった葉巻のように細長い形の天体「オウムアムア」を覚えているだろうか?太陽系の外から飛来した初めての彗星だとして、世界中の天文学者が大興奮した発見だが、2年後の今週、第二の恒星間天体と目される彗星が見つかった!

 

 「C-2019 Q4(ボリソフ)」と名付けられたこの彗星は、8月30日、ウクライナのクリミア天体物理天文台のゲナディ・ボリソフ(Gennady Borisov)研究員が発見。

12月8日に太陽に最接近!

 報告を受けたNASA(米航空宇宙局)ジェット推進研究所(JPL)の研究チームは、欧州宇宙機関(ESA)のイタリア当局などと協力してさらに詳しい観測を行い、彗星の正確な軌道を計算した結果、太陽系外からやってくる可能性が高いことを突き止めた。

 

 この彗星は現在、火星の公転軌道よりもはるかに遠く、太陽から4億2000万キロの宇宙空間を、時速15万キロで太陽に向かって接近中で、今年12月8日に太陽まで3億キロの距離まで最接近する見通しだ。

 2017年のオウムアムアの加速度を計算した実績を持つNASA地球近傍天体研究センターのダビデ・ファルノキア氏(Davide Farnocchia)は、「この彗星は、太陽系に存在するあらゆる天体の公転速度を凌駕するものすごい移動速度だ」として、「太陽に最接近する12月中旬には、中型望遠鏡でも十分観測できるほど、最も明るく見える」と話している。

 

 今後、世界中の天文学者が観測を続け、彗星の物理的なサイズや回転速度、正確な軌道について明らかにしていく予定だ。

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