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元スパイのシロイルカがカモメに恋した!ノルウェー(動画)

 ノルウェーの海で今年4月、ロシアの軍事施設から迷い込んだとみられるシロイルカ(ベルーガ)が見つかり、話題となった。たいへん人懐っこく、カメラ用のハーネスをつけていたことから、調教されたスパイイルカだと疑われたこともあったが、今ではすっかり港町の人気者だ。

 

ロシアからの可愛いスパイか?

 このシロイルカは今年4月26日、ノルウェー最北端に位置するハンメルフェスト港の沖合を泳いでいるのを漁師が発見。窮屈そうなハーネスをつけているので、気の毒に思った漁師が船の上からはずしてやろうと試みたが、うまく行かず。最終的には海洋研究所の研究員がダイビングスーツを着て海に飛び込み、ストラップを緩めるのに成功した。

 

 

当局の猛反対に市民が立ち上がる!

 ハーネスは、小型カメラを取り付けるための部品もついていて、内側には「Equipment St Petersburg(サンクトペテルブルクの装備品)」と書かれた文字があったことから、ロシア軍の特殊訓練を受けたスパイイルカだと疑う専門家もいたが、真相はもちろん闇の中。

 

 ハーネスをはずしてもらった恩義を感じた(?)シロイルカは、「ウラジミール(Hvaldimir)」という名前までつけてもらって、その後も港内にとどまり、漁師たちの人気者になったが、これをよく思わないのが警察と漁業局だ。

 

 人間に慣れすぎて自分でエサを取らなくなるとか、アイスランドのシロイルカ保護施設に預けようなどという声も高まったが、後にウラジミールが深刻な栄養失調状態であることと、釣り針でケガしている事実が判明。

 

 

 今年5月にはシロイルカを見にやってきた二十代の女性が、誤って海中に落としたiPhoneを拾ってくれたことから、人気に一気に火がついた!市民が募金集めに奔走し、ハンメルフェスト市のお客さんとして、ウラジミールが希望する限り、港内にとどまることを当局に認めさせたのだ。(動画は落としたバケツを拾ってくれたときのようす)

カモメにも優しい

 そんなみんなのアイドル、ウラジミールが、今度はカモメにまで猛アタックする姿が目撃されたのは今月3日、漁師のイアン-オラフ・ヨハンセンさんが波止場を歩いていた際、水面を進むカモメにキスする姿にびっくり仰天。

 

 突然、水面下から足をかまれたカモメは、驚いてくちばしにくわえていた魚を落としてしまったが、それでも逃げようとはせず、ひとしきりウラジミールとのランデブーを楽しんでいるように見えたという。

 

 

「カモメはケガひとつせずに飛び立ちました。ウラジミールは終始、優しくキスしながら、『遊ぼうよ』と誘っているようでした。あんなに賢く遊び好きなんて知らなかった」とヨハンセンさんもすっかり心をつかまれたようだ。

 

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