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「着痩せ・脚長効果」を科学的に実証!大阪大がファッション革命を起こす

 ファッションの世界では、「白っぽい色は膨張色だから太って見える」とか「シャツの裾をたくし込む方が痩せて見える」などのように、スタイルを良く見せるためのコーディネート術はいろいろあるが、いずれもはっきりした根拠は無く、スタイリストの主観的なセンスや経験則に頼るしかなかった。

 

 こうしたなか、大阪大学の研究グループが、世界で初めて、着痩せ効果や脚長効果を科学的に測定する技術を開発した!

心理物理学の実験法で

 

 今月13日に大阪・茨木市で開かれた日本心理学会で、大阪大大学院の森川和則教授らが発表した研究成果によると、グループは心理物理学の実験方法と、日本人女性の平均体型を表した3Dコンピューターグラフィックを組み合わせることで、服装によって見た目が何センチ変わって見えるかを測定する技術を開発。

白と黒はどちらが痩せて見える

 実験では、日本人女性の平均体型に服を着せた元になる画像と、さまざまな体型にグレーの全身タイツを着せた比較画像のペアを参加者に見せて、どちらがよりスリムに見えるかを質問。

 

「階段法」という心理物理学の手法を使って、答えに応じて比較画像を次々に変化させていき、元の画像と同じ体型に見える体型を選んでもらった。

裾を入れると脚長効果は本当だった

 その結果、白い服に比べて、黒い服の画像では、スリーサイズがそれぞれ1.8センチずつ細く見えることがわかった。さらにシャツの裾をタックイン(たくし込む)すると、さらに1.3センチずつ見えることも判明した!

 

 次にシャツの裾をタックインさせることで、脚の長さがどう見えるかについても比較したところ、裾を入れるだけで脚が平均して7センチ長く見えることも突き止めた!

 

 この技術を元にすれば、着痩せして見える服装や、脚を長く見せてくれる服装の開発を科学的に行うことも夢ではなく、ファッション業界に革命をもたらす可能性があるとして注目を集めている。

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