リコール

胃酸を抑える「ザンタック錠」発がん性物質検出 グラクソ・スミスクラインが回収

 胃酸の分泌を抑え、胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの治療に処方される「ザンタック錠」から、発がん性物質が検出されたとして、製薬会社大手のグラクソ・スミスクラインが「独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)」に自主回収を届け出た。

 

 リコールの対象となるのは、2016年12月から2019年9月18日にかけて出荷された「ザンタック錠75」「同150」「同注射液50mg」「同100mg」。

 

 ザンタックは、前述の病気のほか、逆流性食道炎や消化器官の手術時に投与される薬だが、海外規制当局から、発がん性物質の「N-ニトロソジメチルアミン(NDMA)」が検出されたとの情報を入手したことから、予防的な措置として回収を決定したという。

 

 同社によると、1981年以来、臨床データにもとづいて、常時安全性の確認を行っており、これまでに国内でNDMAが検出されたという報告はないことから、重篤な健康被害が発生する可能性は低いという見解を示している。また、納品先はすべて把握しており、今後、医療機関から製品の回収を行うとしている。

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