医療技術

朗報!ハゲ頭に毛が生えた!電気刺激の発毛技術 米大学が開発(動画)

 世の男性のなかには、「抜け毛」以上に怖いものなど地球上にないという人がいるそうだが、米ウィスコンシン大学マディソン校のエンジニアが、ラットを使った実験で、低周波の電流を流すことで、眠っていた毛包細胞を刺激し、発毛を促進する夢の技術を開発した!

非常に小さなナノ発電機

 米国化学学会が発行する学術誌『ACS Nano』に先月10日に掲載された論文によると、ウィスコンシン大学マディソン校(UWM)で材料工学技術を研究するワン・シュドン教授らのグループは、「ナノ発電機」と呼ぶ低周波の電気信号で皮膚を刺激することで、皮膚の奥で休止中の毛包幹細胞を活性化するウェアラブル発毛装置を開発。

休止した毛包細胞を目覚めさせる

 毛包幹細胞とは、毛の元になる細胞のことで、皮膚の奥深くのバルジと呼ばれる領域にある毛包の中に存在。髪の毛は毛包幹細胞や毛母細胞が分裂・増殖を繰り返すことで再生されるが、この周期は「毛周期」と呼ばれ、「成長期」「退行期」「休止期」の3つのステージに分けられる。

 

 退行期になると、細胞の一部が死んで、毛包自体が小さくなり、休止期に入ると細胞分裂も細胞死もストップして、毛が抜け落ちる。ワン教授らが開発した装置は、休止状態になった毛包幹細胞に働きかけることで、再び「目覚め」させるメカニズム。

 

 

 遺伝子操作で作られた毛のないラットで実験した結果、従来の薬物治療に比べて、高密度で毛が生えて長く伸びたという。この装置は非常に小さく、大型のバッテリーや複雑な電子機器などは必要なく、目立たない作りなので、野球帽の下などにくっつけて日常的に発毛促進できるという。

 

 

 ワン教授はすでにこの技術の特許を取得しており、近く臨床試験を実施したいと考えているという。

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