感染症

インフル「早くも流行」沖縄で警報級!ウイルス流行型は?

 10月に入ってからも、最高気温が30℃近い残暑が続いている一方で、今年は全国的にインフルエンザが早くも流行のきざしだ。国立感染症研究所は4日、例年よりひと足早く「流行レベルマップ」を公開し、沖縄県の保健所では、患者報告数が警報レベルに達していると明らかにした。

 

 国立感染症研究所の最新の調査では、9月23日から29日までの1週間で、全国5000カ所の定点医療機関を受診した患者数は4543人。これを1医療機関あたりで計算すると0.92人になり、前の週の報告数1.16人より0.24ポイント減少している。

 

 感染研では毎年、全国都道府県の保健所管内の定点医療機関からの患者報告数を元に、全国の患者数の推計結果を発表しているが、今年は例年になく早いペースで流行が始まっているため、情報把握が遅れているという。

沖縄で大流行

 過去5年分と比べてみても、全国の流行状況をレベル化した地図は11月に入ってから発表することが多いのに、今年は1カ月近く早い。定点あたり報告数を昨年同時期と比較すると、4倍をはるかに上回る。

 

 4日に公開された最新のレベルマップを見ると、定点あたりの患者報告数が最も多いのは▽沖縄県で34.72人、次いで▽鹿児島県(2.16人)、▽佐賀県(1.69人)、▽大分県(1.36人)などと、南日本が目立つが、一方で▽東京都(0.96人)や▽福岡県(1.18人)も、流行開始の目安となる1人前後で増えている。

ウイルスの流行型は?

 沖縄県ではすでに那覇市、中部、南部、宮古島の保健所で警戒レベルを超えており、北部と八重山保健所でも注意報レベルに達している。

 

 患者の年齢別では、1〜9歳の小児が最も多く、次いで80代以上、70代が続く。休校や学年閉鎖、学級閉鎖を余儀なくされた小中学校や幼稚園、保育所も78施設あり、なかには入院患者も報告されている。

 

 直近4週間で検出されたウイルスは、2009年に大流行した新型の「AH1pdm09」が73%と最も多く、次いでA香港型(17%)、B型(10%)となっている。

 

 今年は暖冬の予測だが、マスクやうがいなどの予防対策は今から始めてほしい。

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