宇宙

太陽活動 極小期から「第25周期」のきざし?黒点が一時的に出現

 太陽活動は約11年の活動周期をまもなく終えて、黒点が少ない極小期を移行中だが、昨夜から未明にかけて、小さな黒点が一時的に発生したのが観測された。新たな「第25期」が始まるきざしだととらえられている。

 

 太陽は、黒点の増減やフレア(爆発)を繰り返しながら、平均して約11年(9〜14年の幅)の周期で活動している。それにともなって、黒点の数も、同じく約11年周期で増減を繰り返していることから、黒点数は太陽活動を知るひとつの指標だ。

サイクル24とは

 現在は、2009年の暮れごろに始まった「第24周期(サイクル24)」の終盤にあたり、ここ数年来、黒点が少ない極小期の状態が続いている。

 

 国際的な太陽観測拠点であるベルギー王立天文台(WDC-SILSO)によると、9月4日以降は、黒点ゼロの日が27日続いており、今回の極小期で、無黒点の日数が月に25日を超えたのは7回目にあたるという。

サイクル25の見通し

 米航空宇宙局(NASA)の太陽観測衛星「ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー(SDO)」の観測では、6日夜から7日未明にかけて太陽の中央部の北西寄り(北緯30度付近)に、小さな黒点が一時的に出現したのが観測された。

 

 現在は再び無黒点の状態になっているが、専門家の中には、緯度や磁場の並びから見て、これらの黒点は新しい第25周期(サイクル25)のものである可能性が高いと指摘している。(動画は5日から6日にかけての太陽のようす/SDO)

 

 今年4月、NASAや米海洋大気庁(NOAA)などが開催した国際的な専門家会議で、「現在の第24周期は2019年後半から2020年に最も活動が衰退し、次の25周期はかなりスロースターターだ」とする見解をまとめている。

 

 専門家らは、次の周期の太陽活動は現在のサイクル24とよく似ていて、黒点の数が最も多いピークを迎えるのは、2023年から2026年ごろだという見通しを示している。

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