火山

青森・八甲田山で火山性地震「この二日間で計127回」

 青森県南部にそびえる八甲田山では7日朝以降、地震が急増しており、この日は110回観測した。地震活動は8日現在も継続していて、気象庁が監視体制を強化している。

 

 八甲田山は、明治時代に陸軍歩兵連隊が雪中行軍中に遭難し、200人近くが命を落とした事故で知られる日本百名山のひとつ。八甲田山と名がつけられた単独峰は存在せず、少なくとも17以上の成層火山や溶岩ドームから構成されており、約40万年前に活動を始めた北八甲田火山群と、約110〜30万年前に活動していた南八甲田火山群に分けられる。

東日本大震災後は火山性地震が増加

 北八甲田火山群では過去1万年間に、水蒸気噴火やブルカノ式と呼ばれるマグマ爆発など、少なくとも8回の噴火があり、最新の3回は大岳南西麓の地獄沼で起きている。

 

 近年では、2011年の東日本大震災以降に地震が増加、2013年には山体膨張を示す地殻変動が観測されているという。

 仙台管区気象台によると、7日は朝6時ごろから、北八甲田火山帯から離れた大岳山頂の西4キロ、深さ1キロ付近を震源とした火山性地震があいつぎ、この日一日だけで110回観測された。

 

 ひと晩たったきょうも地震活動が継続しており、午前9時までに17回発生しているが、これまでのところマグマの上昇や水蒸気の動きに伴う低周波地震や火山性微動は観測されておらず、地殻変動にも異常は見られないという。

 

 また監視カメラによる観測では、地獄沼や大岳周辺にも異常がなく、火山活動の活発化を示すような明らかな変化は確認されていないとして、引き続き噴火警戒レベル1を維持している。

 あなたにオススメの記事

 編集部からのオススメ記事