感染症

インフルエンザ「集団感染あいつぐ」休校や閉鎖 昨年同期比6倍

 

 インフルエンザの流行が、例年になく早いペースで進んでいる。厚生労働省の最新の調査によると、今月6日までの1週間に学級閉鎖や学年閉鎖を実施した幼児施設や小中高校は全国で117カ所と、昨年の同じ時期に比べて、6倍近く多いことが明らかになった。

 

 国立感染症研究所によると、9月30日から10月6日までの1週間で、全国5000カ所の定点医療機関を受診した患者数は4889人となった。これを1医療機関あたりで計算すると0.99人となり、前週の報告数0.92人より増加した。

 

 定点医療機関あたりの患者報告数を都道府県別に見ると、最も多いのは前週と同じ▽沖縄県で26.83人、次いで▽鹿児島県(3.87人)、▽福岡県(2.30人)、▽佐賀県(1.72人)などと南日本が目立つが、石川県や三重県、東京都などでも、それぞれ流行開始の目安となる1人以上になっており、28都道府県で前週より増加した。

 国立感染症研究所では毎年、保健所から寄せられた報告を元に、全国の患者数を推計しているが、今年は例年になく早いペースで流行が始まっているため、患者数の把握が遅れている。

 

 とりわけ沖縄県内では、6カ所ある保健所のうち、那覇市、中部、南部、宮古市の4保健所管内の患者数が警報級、残る北部、八重山の2保健所で注意報級に達しているほか、鹿児島県の奄美大島にある名瀬保健所でも注意報レベルだ。

 

 9月以降、児童や生徒の集団感染によって休校や学級・学年閉鎖を余儀なくされた教育施設は全国で計490カ所にのぼっている。

 

 国立感染症研究所によると、直近5週間で検出されたウイルス型のうち、最も多いのは新型の「AH1pdm09」(80%)で、次いでA香港型(11%)、B型(9%)の順となっている。早めの予防接種を検討するとともに、公共交通機関などではマスクの使用や、手洗いやうがいを忘れずに。

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