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台風一過 サーファーの海が鮮やかなピンクに一変 メキシコで珍現象(動画)

 

 今月初め、中米メキシコの太平洋側を熱帯低気圧ナルダが直撃した。目立った被害はなかったが、不思議な置き土産を残した。入り江の海水が鮮やかなピンク色に変身したのだ!

 

 熱帯低気圧が直撃したのは、メキシコ南部のオアハカ州からバハ・カリフォルニア半島にはさまれたカリフォルニア湾にかけての沿岸地帯。

サーフィンの町として有名

 発生から終息まで3日間と短期間だったこともあって、とくだんの被害はなかったが、オアハカ州のプエルト・エスコンディードでは、朝起きたら目の前の入り江の水が、毒々しいピンク色に変わっていたから大パニックに陥った。

 

 プエルト・エスコンディードは、1950年代終わりにサーファーの間で知られるようになった町で、毎年この秋になると、高さ10メートルにも達する「Mexpipe(メックスパイプ)」と呼ばれる波を目当てにたくさんの観光客が訪れる。

空の色との対比が美しい

 サーフィンができなくてもビーチの近くには、ラグーンと呼ばれる大小さまざまな入り江が点在し、そのまわりにはマングローブの林が独特の景色を作り出しているので、舟遊びには最適だ。

 

 ピンク色に激変したのも、「マニアルテペク」と呼ばれる入り江のひとつで、通報を受けて水質調査会社がやってきたが、水の成分に有害なものは含まれないという。ただ、熱帯低気圧がもたらした雨によって、ラグーン内の海水の塩分濃度が下がったため、何らかの微生物が増殖したのではないかと考えられているが、真相は謎。

 

3年前にも別のラグーンで

 

 3年前の2016年には、同じオアハカ州にあるラ・サリーナという別のラグーンでも水の色が赤く変わる珍事が報告されているが、このときは、長期の雨不足と強い日差し、高温が原因で、水中の塩分濃度が高まったためにシアノバクテリアが増えて赤潮を起こしたと報告されているので、今回とは正反対の出来事だという。

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