感染症

東京都の十代男女 修学旅行先の奈良・京都でデング熱に感染

 東京都内の十代の男女2人が、修学旅行で訪れた奈良市か京都市内で蚊に刺され、デング熱に感染した可能性が判明した。デング熱は海外で感染するケースが多いが、生徒2人は直近の渡航歴がないため、修学旅行先で感染した「国内感染」の可能性が高い。

 

 東京都福祉保健局によると、2人は同じ学校に通う生徒で、先月18日から20日にかけて奈良・京都へ修学旅行に訪れた。帰省後の先月26日から27日にかけて、発熱を訴えて都内の別の医療機関を受診。

 

 血液検査の結果、白血球や血小板の減少が確認されたため、複数の医療機関に転院後、今月10日にデング熱だと判明し、東京都へ届け出があった。

 

 2人が感染したとみられる時期(発症の2〜14日前)に行動を共にした場所は、学校と修学旅行だけで、修学旅行では同じ班で行動していたことから、都外での感染の可能性が高いという。学校関係者でほかにデング熱の患者は確認されておらず、東京都は2人が訪れた先へ情報を提供し、対策を進めている。

 

 デング熱はウイルスを保有する蚊に血を吸われることで、蚊の体内でウイルスが増殖し、その蚊が他者を吸血したときに感染する病気で、ヒトからヒトへ直接感染することはない。感染すると急激に発熱し、頭痛や感染痛、発疹などの症状があらわれるが、免疫力が低下している妊婦や高齢者、糖尿病や腎不全患者などでは重症化すると出血したり、ショック状態に陥ることがある。

 

 国内では2014年夏に東京の代々木公園を中心に感染が広がったケースが記憶に新しい。

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