火山

阿蘇山「火山性微動大きく」高まる活動 2週間噴火止まらず

 熊本県の阿蘇山では、中岳第一火口で今月7日から始まった噴火が2週間たった現在も続いており、21日夕方ごろからは火山性微動の振幅が大きくなっている。気象庁は「火山活動が高まった状態」だとして、動向を注視している。

 

 気象庁によると、阿蘇山の中岳では、21日夕方ごろから地下のマグマや水蒸気の動きと関係がある火山性微動の振幅が毎秒3.5マイクロメートルを超えるなど、大きな状態が続いているうえ、ときどき振幅がやや大きな火山性地震も発生している。

 気象庁の機動調査班(JMA-MOT)が22日に現地調査を行ったところ、二酸化硫黄を含む火山ガスの1日あたりの放出量は3600トンと非常に多く、夜には火口内の溶岩の色が噴煙に映えて赤く見える火映現象も観測されている。

 

 今月7日に始まった噴火は、23日現在も続いており、噴煙の高さは火口上空1000メートルまで上昇している。きょう午後3時まで噴火が続いた場合、ふもとの阿蘇市や南阿蘇村では多量の火山灰が降ると予想されており、降灰範囲は福岡県の八女市や大分県の日田市まで達すると予想されている。

火山灰は福岡県や大分県まで

 

 噴火警戒レベルは火口周辺への立ち入りを規制する「2」を維持しているが、気象庁は火山活動が高まっている状態だとして、今後の火山活動の推移に注意するよう呼びかけている。

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