経済

羽田発着枠ANA優先配分 官邸主導を否定 官房長官

 国土交通省が2日、羽田空港国際線の新たに増える発着枠をJAL5枠に対してANAに11枠と優先配分したことについて、「官邸主導で決まった」などと一部報道されている件で、菅義偉官房長官は3日午前の記者会見で、国交省の判断であり官邸主導ではないと明確に否定した。

 

 同会見で菅官房長官は優先配分について、「今後ともわが国の航空会社が適切な競争基盤に立って事業を進めていくとの考えを基盤として、これまでの経緯などを総合的に勘案して国交省で決定したと報告を受けている」と説明。

 

 「官邸主導」と一部報道されていることについて、記者から「安倍晋三首相が夏休み中に全日空幹部とゴルフをしたとか、うがった見方もできるが?」と質問されたのに対し、「そうした点はまったく当たりません。国交省が今までの経過を総合的に勘案し、将来の航空行政、競争の基盤を考える中で決定をした」と言下に否定した。

 

 この問題について国交省は、JALに対して行なった公的支援が航空会社間の競争環境を不適切に歪める可能性を指摘し、新規路線の開設に関しては「抑制的に判断する」などと優先配分の理由を説明しているのに対し、JALは「到底承服できるものではなく誠に遺憾。合理的な説明と内容の是正を国土交通省に正式に求めていく」と抗議姿勢を鮮明にしている。

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