火山

桜島で連日噴火「1〜5日までに爆発18回」山体膨張続く

 鹿児島県の桜島では、きょう(6日)未明にも南岳山頂火口で噴火が起こり、噴煙が火口上空2200メートルまで上がるのが観測されている。気象庁によると今月1日から5日までに爆発的噴火が18回観測されている。

 

 桜島はもともと火山活動が活発なため、すべての噴火を観測するのは難しく、気象庁は噴煙の高さが1000メートルを超えたものを「噴火」と数え、このうち爆発音があったり、一定規模の空振(空気振動)を観測した場合を「爆発(的噴火)」と定義している。

 気象庁によると今月に入ってから南岳山頂火口では連日噴火があいついでおり、5日午後3時までに発生した爆発は18回にのぼる。

 

 噴煙は最高で火口上空2800メートルに到達し、巨大な噴石が火口から1000〜1300メートルの5合目付近まで飛散したという。夜間には火口内の溶岩が、上空の噴煙やガスを赤く照らす火映現象も観測されている。

 

 

山体が隆起・膨張

 島内に設置している傾斜計では、山体が隆起・膨張していることを示す地殻変動が観測されており、1日に放出する火山ガス量も多いことから、今後しばらく活発な状態が続く可能性があるという。

 

 桜島は年間を通じて入山を禁止する噴火警戒レベル3を維持しているが、南岳山頂火口と昭和火口から半径2キロ以内では、弾道を描いて飛散する噴石や火砕流の危険があるとして気象庁が警戒を呼びかけている。

 

 またきょう(6日)昼までに噴煙の高さが3000メートルに達するような噴火が起きた場合、火山灰は南西方向に20キロ範囲で飛散する可能性があるが、正午以降は北西30キロ方向、午後6時以降、あす朝にかけては北から北東にかけて最大80キロ範囲に降る可能性があるので、降灰範囲に住んでいる方はご注意を。

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