食中毒

JA直売所のキノコですき焼き「毒だった!」家族5人が食中毒 石川県

 今月4日、石川県小松市のJA直売所で購入したキノコをすき焼きに入れて食べた家族5人が、直後に嘔吐して病院に入院していたことが明らかになった。保健所の調査で食用の「マツシメジ」と表示されたキノコが、有毒の「カキシメジ」である可能性が判明した。

 

 食中毒が発生したのは、小松市農業協同組合が経営するJAあぐりで、今月4日に販売した「マツシメジ」と表記したキノコ1パックを購入した小松市在住の家族が、当日の夕食にすき焼きに入れて食べたところ、4歳から60代の家族5人が数回にわたって嘔吐したという。

 

 家族全員が病院を受診し、うち男性2人と女性1人が入院したが、いずれも回復に向かっている。病院からの連絡を受けた南加賀保健福祉センターは調査を行い、有毒のカキシメジの可能性が高いと判断。

 JAあぐりに対して、自生して採取したキノコの販売を3日間停止するよう命令するとともに、キノコ類の選別を徹底するよう指導した。

 

 石川県によるとカキシメジはカサの大きさが直径3〜8センチ程度で、赤褐色から栗色、黄褐色をしている。秋にブナやコナラ、クヌギなどの雑木林に群生し、食べると食後30分から3時間以内に、頭痛や嘔吐、下痢、腹痛などの症状を引き起こす。食用のチャナメムツタケともよく似ているが、県内で過去10年間にカキシメジによる食中毒の報告はない。

 あなたにオススメの記事