感染症

インフル流行開始「休校や学年・学級閉鎖は昨年の約5倍」

 冬の到来を感じさせる寒さが続いているが、インフルエンザはひと足早く全国的に流行シーズンに突入している。国立感染症研究所の最新調査によると、前週まで患者報告数が最も多かった沖縄県を抜いて、北海道で急激に増加傾向にある。

 

 国立感染症研究所によると、今月11日から17日までの1週間(第46週)に、全国5000カ所の定点医療機関を受診した患者の数は9107人にのぼる。これを1医療機関あたりで計算すると、前週の1.03人より増えて1.84人になった。

 

 過去と比べると、昨シーズンは49週目、一昨年は47週目に流行が始まったので、 今シーズンは1カ月近く早い流行入りだ。

 

 医療機関あたりの患者報告数を都道府県別に見ると、最も多いのは北海道で4.60人、次いで▽鹿児島県(3.71人)、▽秋田県(3.67人)、▽長崎県(2.94人)、▽福岡県(3.23人)などとなっていて、41都道府県で前週より増加。

 

 国立感染症研究所では例年、医療機関からの報告を元に、全国の患者数を推計しているが、今年は患者数の把握が遅れている。9月から流行が始まった沖縄では、保健所管内の患者数が警報レベルに達していたが、最新調査では警報レベルを超えた保健所はゼロとなった一方、1都1道6県で注意報レベルに達した。

 

 気になるウイルスの流行型については、直近5週間の検出状況を見ると、2009年に大流行した新型AH1pdm09が94%と大半を占めている。

 

 また、インフルエンザが原因で休校や学級・学年閉鎖になった保育所や幼稚園、小中高校の数は全国で258施設。これは昨年の同時期に比べると5倍近く多く、欠席者の数も4倍以上の2873人にのぼる。

 

 予防接種の効果は、ワクチン接種から通常2週間〜1カ月かかるため、流行が本格化する前の早めの接種を心がけたい。

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