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包茎・薄毛治療…美容医療トラブル「男も2割」高額化の傾向

 二重まぶたの整形や脱毛などの美容医療サービスに関するトラブルが一向に減らないなか、最近では包茎手術や薄毛治療などといった男性からの相談も2割に増えていると国民生活センターが発表した。

 

 21日の発表によると、2014年からの5年間に全国の消費生活センターなどに寄せられた美容医療サービスのトラブルをめぐる相談件数は、毎年2000件近くにのぼる。大半は、女性がトラブルに巻き込まれる相談だが、一方で男性のケースも毎年2割程度を占めており、2014年から直近までの相談件数の合計は2275件まで増えている。

男性のほうが施術代が高額化する傾向

 具体的な相談内容を見ると、【包茎手術】や【薄毛治療】【ヒゲの医療脱毛】が多いという。なかには、無料カウンセリングのつもりでクリニックに出向いたら、「今日施術しないと子供ができづらくなる」などと不安をあおられて、インターネット広告では7万円と記載されていたのに、さまざまなオプションをすすめられて、結局130万円を支払った(2019年8月/20代)例もある。

 

 また植毛手術の無料カウンセリングで、自身の後頭部から毛髪を移植する施術を提案された30代の男性は、「副作用や後遺症はほぼない」と説明されて、施術代320万円を承諾。その後、心配になって自家植毛について調べたところ、皮膚が腫れるなど、さまざまなリスクや副作用があることを知って解約したいと考えるようになるなど、医師から十分な説明を受けていない患者も多い。

すぐに契約しないで

 このほかにも、まぶたの脂肪除去で、広告とは別の高額な施術を勧められたり、ヒゲの脱毛コースを契約して、本来は買う必要がない化粧水を契約させられた例など、次々と追加の施術やサプリなどを勧められ、請求代金が膨れ上がる例も少なくないという。

 

 なかには、医師の資格を持たないカウンセラーが、診断や治療方針の決定などといった、法律で禁止させている医療行為を行っている場合もあるため、国民生活センターは業界団体に対して是正を求めるとともに、消費者に対しては、広告内容をうのみにせず、受診前に効果やリスクに関する情報収集を行ったうえで、施術内容や料金、リスクに納得できない場合は契約しないよう注意を呼びかけている。

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