歴史

ライオンの赤ちゃんミイラ 猫の女神祀る神殿跡で発見 エジプト

 エジプトの首都カイロ近郊のサッカラで、約2600年前のライオンの可能性が高い2頭を含む複数の動物のミイラが見つかった。古代エジプト遺跡ではこれまでにも、ネコのミイラは多数発見されているが、ライオンは前例がなく、非常に珍しい。

 23日に行われたエジプト考古省の会見によると、動物のミイラは、ジュセル王のピラミッドなど、古代エジプトの死者の都(ネクロポリス)だったサッカラで、猫の女神として知られるバステドと、息子で獅子神マヘス(ミュシス)を祀った神殿跡の地下から発見された。

 

 詳しい分析はこれからだが、ライオンのミイラはかなり小さく、CTスキャンの結果、体長1メートル未満で生後半年あまりの子供である可能性が高いという。2頭のライオンの他にも、「ビッグ・キャット」と呼ばれるネコ科の動物のミイラ3体が見つかっており、これらはヒョウやチーターなどの可能性が高いという。

猫の神殿?

 子ライオンのミイラのまわりからは、20匹近い猫のミイラが見つかっているほか、周辺からは猫をかたどった木造や銅像計75体など、複数の動物の像が発掘されている。

 

 考古省のトップであるカレド・アナニー大臣は、今回の発見について、紀元前7〜6世紀ごろの古代エジプト第26王朝時代のものである可能性が高いとしている。

 

 今回の発掘場所では、2004年にもフランスの発掘チームが、ライオンの一部骨格を発見していることから、2600年前の時代には、猫を祀る聖地だったとみられている。

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