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怪談そっくり「鬼火」と命名 東海大の大学院生 駿河湾で新種の深海魚を発見

 東海大学大学院の研究グループは、駿河湾の深さ1500メートル付近の海で、新種の深海魚を発見した。ツルッと丸みを帯びた姿と体の色が、怪談話の火の玉「鬼火」を彷彿させることから「スルガノオニビ」と命名したという。

 

 新種の深海魚を発見したのは東海大大学院生物科学研究科博士課程3年の村﨑謙太さんらのグループ。2014年から2016年にかけて小型調査船「北斗」で深海魚の調査を行った結果、水深1432〜1562メートル付近で2尾のクサウオ科の魚を発見。

 

 歯の数や胸ビレの骨の形が、これまでに見たことがないことから新種だと判明。丸みを帯びた頭部や細長い尾、青白い体色から、和名を「スルガノオニビ」、学名を調査船にちなんで「Paraliparis hokuto」と名付けた。

 

 村﨑さんが指導を受けている海洋学部の福井篤教授らのグループは、2017年以来、駿河湾で3つの新種を発見していて、人間の生活圏にごく近い海で、新種が立て続けに見つかったのは珍しいという。

 

 村﨑さんは「大学院では日本周辺に生息するクサウオ科について調査し、計4種を発見しています。今回のスルガノオニビは、他の3種より早い時期に採集していましたが、既知のクサウオ科と形がよく似ていたので新種だと断定するのに時間がかかりました」とコメントしている。

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