気象

台風28号「強い勢力」に発達 さらに成長へ 新たなたまごも…

 28日午前9時現在、台風28号は強い勢力に発達して、フィリピンの東の海上をゆっくり北西に向かっている。来週初め(2日)にかけて、徐々にフィリピンに近づきながら、さらに成長する見通しだ。台風周辺の海面水温は、この時期としては平年より高く、熱帯低気圧が発生しやすい状態になっている。

フィリピン沖で力をためて成長

 台風28号の午前9時現在の中心気圧は975ヘクトパスカルで、暴風域を伴いながら、日本のはるか南の海上をフィリピンに向けてゆっくりと進んでいる。

 

 気象庁は台風の勢力を、最大風速をもとに三段階の「強さ」と、強風域の範囲によって「大型」「超大型」の二段階に分けて表現しているが、現在の中心付近の最大風速は35メートルと「強い台風」になった。

 

 台風は今後、進行速度を落として、暖かいフィリピン近海でエネルギーを蓄積しながら急速に発達し、あさって30日には、もう一段上の「非常に強い台風」に成長。このときの中心気圧は925ヘクトパスカルまで下がり、最大風速は50メートルに達する見通しだ。

熱帯低気圧が生まれやすい海面水温

 気象庁の予測では、来週3日には非常に強い勢力を維持したまま、フィリピン中部を直撃する可能性が高いという。

 

 北緯10度付近の海面水温が30℃前後と、この時期としては平年に比べて高いことから、すでに次の熱帯低気圧候補の雲の塊が形成されつつあることが、気象衛星ひまわりの画像と天気図で確認できる。

12月になっても台風は発生する

 1951年の統計開始以来、1964年と1991年に並んで11月としては過去最多の6個の台風が発生している。今月も残りわずかだが、台風は、12月末でも発生することは珍しくない。

 

 また、1990年には11月30日に和歌山県白浜町に28号が上陸したという記録も残っていることから、日本が本格的な冬を迎えても台風の動向には注意してほしい。

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