宇宙

行方不明の「インド月面着陸機」を発見!NASAが執念の捜索

 今年9月、月に着陸寸前で地上との交信が途絶えたインドの無人探査機を発見したと、米航空宇宙局(NASA)が3日発表した。

 

 この探査機はインドが月の南極を目指して7月に打ち上げた「チャンドラヤーン2号」に搭載されていた着陸機「ヴィクラム(VIKRAM)」。

高度2キロで交信を絶つ

 今年9月7日、チャンドラヤーン2号から切り離されたヴィクラムは、高度35キロから2キロ付近まで降下した時点で、管制室との交信が途絶えていた。

 

 インド宇宙研究機関(ISRO)はその後、ヴィクラムが落下した可能性が高い月面画像を公表していたが、バラバラになった機体の痕跡が見つからず、落下点は特定できなかった。

 NASAゴダード宇宙飛行センターと米アリゾナ大学の研究チームは、10月14日から11月11日にかけて、付近の月面画像を新たに取得し、違いを比較した結果、南極から約600キロ離れた標高834メートルの高地で、ヴィクラムが衝突したことでできたクレーターや、飛び散った機体の破片を発見したという。

 

 月面探査をめぐっては、これまでにロシア(ソ連)、米国、中国が着陸に成功している。日本も宇宙航空研究開発機構(JAXA)が中心となって2029年に向けて有人探査船を打ち上げる計画を進めている。

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