火山

西之島「1年ぶりに噴火再開か!」気象衛星が熱異常域を確認(動画)

 2018年7月を最後に噴火活動が止まっていた小笠原諸島の西之島で、噴火が再開した可能性があるとして、気象庁は昨夜、警戒が必要な範囲を山頂火口から1.5キロ範囲まで拡大すると発表した。

 

 気象衛星ひまわりのデータによると、西之島付近では、5日午後3時ごろから周囲に比べて明らかに地表の温度が高い領域が確認されており、2017年4月の溶岩流発生時の噴火と同じ程度の温度の上昇が観測されているという。

熱異常域を観測

 これまでの観測で噴煙が出ているようすが検知できないが、噴火が発生した可能性が高いとして、昨夜8時過ぎに「噴火警報」を発令し、半径0.9海里(約1.7キロ)以内の周辺海域では、噴火によって噴石が飛び散ったり、溶岩流が流出するおそれがあるとして警戒を呼びかけている。

 

 西之島は2013年11月20日から2015年11月下旬にかけて噴火を繰り返した結果、新島を形成し、溶岩流によって島の面積が拡大。その後、1年半近くの休止期間を経て、2017年4月20日から同年8月11日まで噴火と溶岩流の流出を再開。

地形図ができたばかり

 昨年6月には気象庁の火山噴火予知連絡会が「火山活動が低下し、噴火の可能性が低くなった」と海上警報を解除した3週間後の7月12日に噴火を再開し、山頂火口の東側斜面に新たな火口ができているのが確認されていた。

 

 国土地理院と海上保安庁は今年5月、新たな地形図と海図を作成し、前回までの噴火によって、島の面積が2.89平方km、標高160メートルに成長し、日本の領海と排他的経済水域(EEZ)が2013年の噴火前に比べて約100平方km増加したと発表している。(動画は2018年7月18日の噴火活動のようす/撮影:海上保安庁)

 

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