火山

西之島「断続的に噴火」海保が確認「溶岩流発生」

 

 小笠原諸島の西之島が、約1年ぶりに噴火を再開したのが海上保安庁の観測で確認された。山頂火口からは数分おきに噴火が続き、火砕丘(かさいきゅう)の東側の火口からは溶岩流が発生している。

 

 気象衛星ひまわりの観測で、西之島では5日午後3時ごろから周囲に比べて明らかに地表の温度が高く、2017年4月の溶岩流発生時の噴火に近い温度の上昇が確認されていた。

山頂火口と東側の火口が活動中

 このため、気象庁が噴火警報を発令し、半径0.9海里(1.7キロ)の周辺海域では、噴石や溶岩流が到達するおそれがあるとして警戒を呼びかけていた。

 

 6日午後1時ごろに海上保安庁が実施した上空からの観測によると、山頂火口からは数分おきに断続的な噴火が発生し、薄い灰色の噴煙や噴石が200メートルほど上昇しているのが確認された。

 また、火山噴出物が積もってできた火砕丘の東側の火口からも、噴煙や噴石が上がり、溶岩流が白煙を上げながら海岸に向けて進んでいるのもわかった。溶岩流は海岸線まで200メートルの地点に到達しているという。

 

 西之島で噴火が観測されたのは2018年7月18日以来で、気象衛星の観測では、周囲に比べて温度が高い領域が見られるため、引き続き入山規制が続いている。

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