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「お試し100円」1回のつもりが定期購入契約だった!財宝が特定商取引違反

 天然温泉水の製造販売などで知られる「財宝」(鹿児島県垂水市)が、1回分の健康食品を「お試し価格100円」などと称して電話勧誘していたにもかかわらず、実際には消費者への説明もなく、2回目以降も定期購入する契約を結んでいたとして、消費者庁が10日、特定商取引法に違反する行為があったと発表した。

 

 特定商取引法では、販売業者が消費者宅に電話をかけて、商品の購入を勧め、売買契約を結ぶ際には、「定期購入契約」である事実をはじめ、支払時期や販売価格について十分に説明する義務がある。

 

 消費者庁の10日の発表によると、財宝は今年1月から3月にかけて、3人の消費者宅に電話をかけて「財宝の黒酢カプセル」と、「いきいきグルコサミン」という健康食品を紹介。

 その際に「今なら1カ月分、210錠のグルコサミンをお試し価格100円で提供します」とか、「キャンペーンで特別価格100円だ」などと勧誘し、「いらない」と断ったり、「本当に100円でいいのか?」などと尋ねる消費者に対して説明がないまま、商品と書類を送りつけていた。

 

 届いた商品を確かめると、2回目以降も定期購入すると契約を結んだ内容が書かれた書類が入っていたことから、最寄りの消費生活センターに相談したという。

 

 消費者庁は、「販売価格や代金の支払時期などについて、故意に事実を告げずに電話勧誘で売買契約を結んだ違反行為があった」と認め、同社に対し、原因を調べ、検証結果とともに再発防止策を来年1月17日までに報告するよう指示した。

 

 この行政処分を受けて「財宝」は「今回の指示内容を真摯に受け止め、電話勧誘販売方法の見直しや特定商取引法に関する研修などを実施し、コンプライアンス体制の強化と再発防止に努めてまいります」とコメントを発表している。

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