火山

伊シチリア島エトナ山 3つの火口が同時噴火!(動画)

 

 イタリア・シチリア島でエトナ山の火山活動が再び活発化している。地球観測衛星の観測で、山頂の3つの火口すべてが噴火していることが明らかになった。

 

 エトナ山が位置するのは、長靴の形をしたイタリア半島のつま先に浮かぶシチリア島北東部。イタリアの火山と言えば、まずはヴェスビオ山を思い浮かべるが、エトナの標高は3324メートルと3倍近く高い。

4つの火口のうち3つが

 イタリア国立地球物理学火山学研究所(INGV)カターニャ観測所によると、今月に入ってからひんぱんに小規模爆発を繰り返していて、夜間には溶岩を高く噴き上げるストロンボリ式噴火によって、山頂上空が真紅に染まることもたびたびある。(動画は今月7日/Boris Behncke)

 

 

 欧州の地球観測衛星センチネル2の観測によると、今月6日時点では、4つある火口のうち、最も大きなボッカ・ヌォーバと北東火口で高温の溶岩が観測されていたが、9日の観測では南東火口でも溶岩が上昇しているのがわかった。

 エトナは、マグマが上昇する通り道(火道)の壁が地質的にもろいのと、粘り気が低いサラサラした溶岩なので、ふだんは間欠泉のように溶岩を噴き上げるだけだが、17世紀の大爆発では、ふもとのカターニャ市や村の半分が壊滅し、1万人近い死者を出した歴史がある。

 

 また昨年のクリスマスには、マグニチュード(M)4の火山性地震を伴う爆発が発生し、カターニャ空港で運航が一時的に閉鎖している。

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