宇宙

悪魔の角か巨大カニか?中東カタールの部分日食「不気味な日の出」

 2020年も10日も過ぎると年末のことなどはるか昔だが、2週間前の12月26日は部分日食があったことを覚えているだろうか?

 

 曇り空が広がった日本列島では盛り上がりは今ひとつだったが、アラビア半島のカタールでは、ペルシャ湾から昇る日の出の時間帯に部分日食が起きた!水平線から立ち上がる悪魔の角そっくりだ。

 この印象的な写真を撮影したのは、アマチュア写真家のエリアス・カシオティス(Elias Chasiotis)さん。この日、首都ドーハから南へ20キロほど離れたペルシャ湾に面した港町アル=ワクラに撮影旅行に訪れ、巨大なカニのハサミそっくりの日の出の撮影に成功した。

 部分日食は、太陽の前を月が横切ることで一部が隠れて見える現象だが、この撮影時には、夜の間に冷えた大気と、海面から立ち上る暖かい空気との境界で光が屈折する蜃気楼も起きていたために、昇る太陽の下部分が歪んで見えたという。

 

 エリアスさんによると、当初は濃霧と雲が立ち込めていて、撮影条件はあまり良くなかったが、それがかえって、赤い角の悪魔が海面から浮き上がってくるような不気味な効果を生んだと満足している。

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