火山

比ルソン島タール火山「マグマ噴出500m」家畜やペットも灰だらけ(動画)

 フィリピン火山地震研究所(PHIVOLCS)によると、今月12日に爆発したタール山では現在、マグマが間欠泉のように噴き上がるストロンボリ式噴火に変わった。大量の火山灰が降った火山周辺では、置き去りにされたペットや家畜が灰だらけの姿で飼い主が戻るのを待つ姿が目撃されている。

 

 タール山は首都マニラの南50キロほどに位置する火口湖タール湖に浮かぶ火山島で、16世紀以来、たびたび歴史的噴火を繰り返してきたが、最近では1977年以来、活動が落ち着いていた。

 現地時間今月12日午前11時ごろに始まった水蒸気爆発では、噴煙の高さが最大1万5000メートルに達し、マニラの北のケソン市からタール湖畔一帯に大量の火山灰が降った。

 

 防災当局は火山から半径14キロ以内では火砕流や山体崩壊による津波が発生するおそれがあるとして、全住民の避難を勧告しているが、その一方で取り残された家畜やペットが灰だらけになって路上をさまようようすが目撃されている。

 

 

 フィリピン地震ネットワークによると、噴火の発生前後から、14日午前2時(現地時間)までに観測されたタール火山が震源の火山性地震は212回にのぼっている。さらに二酸化硫黄を含む火山ガスの放出量は、1日あたり平均5299トンと非常に多く、火口からは間欠泉のようにマグマが500メートル上空に噴き上がるストロンボリ式噴火が続いている。

 

 専門家は「火口直下にマグマが進入していることを示す」として、更に激しい噴火が起こる危険性を危惧している。

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