感染症

中国からの密輸肉9.4トン「アフリカ豚コレラに汚染か」イタリアで発見

 イタリア経済財務省の法的執行機関にあたる財務警察は22日、同国北東部パドヴァの食品倉庫で、アフリカ豚コレラ(ASF)に感染しているおそれがあるとして、輸入が禁止されている中国産豚肉9420キロを押収したと発表した。

 

 イタリア財務警察の発表によると、違法輸入肉が見つかったのは、ヴェネツィア近郊のパドヴァにある中国人店主が経営する中華料理店。

春節用の祝賀料理に安い豚肉を密輸

 

 同店の倉庫周辺では、大量の食品用コンテナ(パレット)が積み重ねられていることから、不審に思った警察が家宅捜査を実施。その結果、総重量23トン分の野菜入りダンボールが積まれたコンテナが二重底になっていて、その下に輸入が禁止されている豚肉が隠されていたことがわかった。

 その後の調べで、豚肉はオランダのロッテルダム経由で密輸されたことが判明。料理店のオーナーは、今月25日から始まる春節(旧正月)の祝賀料理用に大量に安い肉を仕入れたと話しており、財務警察は押収した豚肉を焼却処分にするとともに、有害な食品を密輸したなどの容疑で送検した。

 

 現在、日本国内では豚コレラ(豚熱=CSF)の感染が拡大しているが、アフリカ豚コレラとは毒性が異なり、別の病気だ。中国では2018年夏に発生が確認されて以来、周辺のモンゴルやベトナムにも感染が拡大しており、死亡豚の取り扱いが禁止されている。

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