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人魚のモデル「ジュゴン」の食事が掃除機そっくり!エジプト(動画)

 日本では南西諸島の海に生息するジュゴンは、マナティーと並んで「人魚」のモデルとされる哺乳類だが、海洋汚染や密漁などが原因で国際的に個体数が減っている生き物だ。

 

 ロシア生まれの水中写真家アンナ・シェルストボエワさんは、年末年始の休暇をエジプト東岸フルガダで家族と過ごし、紅海でダイビングを楽しんでいる際、偶然にもジュゴンの食事風景に遭遇した。

 

 海底にへばりつくようにしながら、大きな鼻先で掘り起こすように海草を食べるようすは、吸引力が強い掃除機のよう。巨体が動くたびに、海底から砂が湧き上がるが、気にする素振りもなく、ムシャムシャと食べ進む。

 

 ジュゴンは穏やかな性質だが、神経質なので人間が近づく気配を感じると、サッと離れていくと言われるが、カメラを構えるアンナさんに気づかないのか、一心不乱の表情だ。

 

 

 この貪欲な食事スタイルで、ジュゴンが海草を食べた後には、蛇行した溝状の「喰み跡」が残ると言われていて、成長すると体長3メートル、体重は360キロ以上になる。完全な草食性で、繊維質の消化しにくい海草が主食なので、40メートル以上の長い腸を持っている。

 

 アンナさんが撮影に成功したジュゴンは、満腹になった後は海底で一眠りしていたようだが、野生での潜水時間は平均して1分半程度だと言われている。

 

 日本では戦後の沖縄で、食糧不足を解消するためにダイナマイトを使った爆弾療法で乱獲が進み、現在は絶滅危惧種として捕獲が禁止されている。

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