歴史

タピオカ激似!黒くてつぶつぶの歯の生物 気仙沼で化石発見!

 宮城県気仙沼市の2億5200万年前の地層から、タピオカそっくりの黒くて丸い歯を持つ海の爬虫類の化石が見つかった。東京都市大学の研究チームは、「こういった形状の歯を持つ爬虫類がアジアで発掘されたのは初めて」として、生物の大量絶滅後に出現した魚竜類の可能性を指摘している。

 

 化石が見つかったのは、宮城県北部から岩手県南部にかけて太平洋沿岸を南北に伸びる「南部北上(きたかみ)帯」と呼ばれるエリア。この一帯は、約5億4200万年前〜2億5200万年前の「古生代」から、約2億5200万年前から6600万年前の「中生代」にかけての化石が多数発見されていることで知られる。

2億5200万年前の地層から発見

 2016年、当時は東京大学理学部の大学院生だった古村俊行さんが、貝類の研究のために宮城県気仙沼市本吉町大沢の海岸を訪れた際、2億5200万年前〜2億4700万年前の地層で、20個以上の黒い球が集まってできた化石を発見。

 

 当時はこの正体がわからなかったが、東京都市大学の中島保寿准教授が詳しく調べた結果、「オムファロサウルス類」の頭の骨の一部であることをつきとめた。

オムファロサウルスか

 オムファロサウルスは、歯の表面が球状をしているのが特徴の海洋爬虫類で、ヨーロッパや北米では発掘されているが、日本での発見は今回が初めて。南部北上帯では、これまでにもサメやマグロによく似た大型魚竜「ウタツサウルス(歌津魚竜)」の化石が発見されているが、オムファロサウルスも同じ魚竜か、近縁の可能性が指摘されている。

 

 研究チームによると2億5200万年前は、海洋生物の96%以上が死に絶えた大量絶滅が遭ったと考えられていることから、今回見つかったオムファロサウルスは、その直後に海に進出した生き物である可能性が高いとして、正確な系統分類の特定を進めるとしている。

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