感染症

新型肺炎「検疫官も感染」クルーズ船の感染174人に チャーター機第1便からも患者発生

 厚生労働省は12日、新型コロナウイルスの集団感染が発生している大型クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」で新たに陽性反応が確認され、感染者の数が174人に増えたと発表した。一方、今月3日以降、海上検疫を担当している検疫官1人も感染していたことが明らかになった。

 

 厚労省によると、クルーズ船の乗員乗客のうち、これまでに体調不良を訴えた492人が遺伝子検査を受けており、きょうまでに174人の感染が確認された。

 

 一方、検疫中に患者からうつったとみられる検疫官は、乗船客に対する質問表の回収や、体温測定などを担当していたという。すでに入院して治療を受けており、接触した相手についても、外出を自粛するよう指示が出されているという。

検疫官も感染

 さらに11日には、武漢市からのチャーター便で帰国した日本人2人の感染が新たに判明。このうち1人は、先月29日に第1便で帰国した50代の男性。千葉県内のホテルに滞在中に国立感染症研究所で検査を受けた30日には陰性だと診断されたが、今月7日に発熱や咳などの症状が出て、千葉県内の医療機関へ搬送された。

 

 再検査を受けたが、再び陰性だと診断されたので、入院を続けていたものの、症状が改善しないため、10日に再び国立感染症研究所で検査を受けたところ、3度目で陽性が確認されたとしている。

 

 さらに、先月30日に第2便で帰国した埼玉県の40代の男性も肺炎を発症した。この男性は最初の検査で陰性と診断され、子供と一緒に帰国したことから、希望を受け入れて自宅待機を続けていた。しかし今月8日に40度近い高熱を発し、埼玉県内の医療機関で胸部レントゲン検査を受けて肺炎だと診断された。家族2人が濃厚接触の疑いがあるため、厚労省が調査を行っているという。

 

 今回、検疫官の感染も含めて、国内での感染者の数は合計200人になった。

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